さえとも保健師のブログ

介護や健康について役立つ情報を発信しています

認知症予防に効果的なグッズ~おすすめ5選

※当記事はアフィリエイト広告を利用している場合があります

高齢になると気になる「もの忘れ」。 

認知症は一度なったら良くならないと思われがちですが、実は予防したり進行を遅らせることができると言われています。 

また認知症の一歩手前と言われている「軽度認知障害(MCI)」の段階であれば、さらに予防効果は高くなります。 

今回は認知症予防に効果的なグッズについてご紹介します。 

母の日や父の日、敬老の日、誕生日などのお祝いとしてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

認知症を予防する方法 

認知症予防に効果があると言われているのは主に以下の2つ。 

1. 生活習慣
2. 脳を鍛える

生活習慣 

認知症には生活習慣が関係している事がわかっています。 

高血圧症や糖尿病などの生活習慣病はそうでない人と比べて認知症のリスクが高くなります。 
認知症予防のためには生活習慣病にならないような生活を送ることが大切です。 

基本的にはバランスの良い食事と適度な運動、十分な睡眠、規則正しい生活を心がけるようにします。 

認知症予防のための食事については、こちらを参考にどうぞ。

saetomo.hatenablog.com

脳を鍛える 

認知症予防には集中的に脳を鍛えることが効果的と言われています。 
具体的にはエピソード記憶」「注意分割機能」「計画力」を鍛えます。 

エピソード記憶を鍛えるとは、体験したことを思い出すというトレーニングです。 
例えば、2、3日遅れの日記をつけてみたり、家計簿をレシートを見ないでつけてみるなど。 

注意分割機能とは複数の事を同時に行う時に、それぞれ適切に気を配る機能のことです。 
いくつかの料理を同時に作ってみたり、買い物をする時に効率よく回る方法を考えるなどで鍛えることができます。 

最後に計画力を鍛えるためには、何か新しいことをする時に段取りを考えて実行するようにします。 
例えば旅行の計画を立てる、新しい趣味に挑戦するなどです。 

認知症予防に効果的なグッズ 

それでは認知症予防に役立つグッズをご紹介します。 

指先・握力を鍛えるグッズ 

指先を使う作業は脳に刺激を与えて、認知症予防に効果があると言われています。 
また最近の研究では握力低下が高齢者の認知機能低下につながることがわかっています。 

指先や握力を鍛えることで認知機能低下を予防しましょう。 

関連資料

歩行速度や握力が低下した高齢者 認知症や脳卒中リスクが上昇 | ニュース | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 (seikatsusyukanbyo.com) 

レーニングボール

いつでも手軽に握力を強化することができるトレーニングボール。

握力を鍛えることで、認知症予防だけでなく高齢になると難しくなるペットボトルの開閉などもできるように。

テレビを見ながら、家事の合間でもトレーニングできます。

マナー豆

本来は子供のお箸の使い方を練習するための「マナー豆」ですが、指先のトレーニングにも適しています。

病院やデイサービスでのリハビリに同様の訓練を行っているところもあります。

単純に大豆などを使ってもできますが、せっかくならゲーム感覚で楽しみながらできると良いですね。

脳トレグッズ 

最近では様々な脳トレグッズが売っています。 

脳は記憶や知覚、思考など部位によって色々な機能を持っているため、脳トレではこれらの部分に働きかけて脳の血流を促進し、認知機能低下を予防します。 

大人の塗り絵 

認知症予防には塗り絵がとても効果的だと言われています。

塗り絵は自律神経を整え、ストレス発散になるだけでなく、脳全体を活性化させます。

視覚を通して全体像を把握し、それを自分の過去の記憶にあるものと形や色などを照合したり、それらの情報をもとにどこからどう塗るかとプランを組み立てて着色し、実際に手を動かして塗る作業は、脳の各部位を使用することになります。

・視覚を通して全体を把握・認識する…後頭葉
・過去に見た色や形などの知識や経験をたどり相応しい色を判断する…側頭葉
・どこに何が描かれているかを把握し、構図を覚える…頭頂葉
・情報をもとにプランを立てる…前頭葉・前頭連合野
・プランに従って手を動かす…運動野

高齢者が塗り絵をするときのポイントとしては、その人に合った難易度やジャンルのものを選ぶようにしましょう。
あまりにも難しすぎるとやる気がなくなりますし、反対に塗り絵が苦痛になってしまうことも。

無理なく続けられるようなものを選ぶことをおすすめします。

パズル 

パズルも塗り絵と同様に様々な部分の脳機能を鍛えることができます。

一般的な平面画のパズルでも良いですが、これだと1度作ってしまうと終わってしまいますし、飾ったり保管する場所も必要に。

下のような立体パズルなら何度も繰り返し楽しめるのでおすすめです。
木製のおしゃれな立体パズルなら高齢者の方でも抵抗なく使用できると思います。

ゲーム

最近では高齢者でもゲームを楽しむ人が増えています。
プレイステーションニンテンドーswitch、DSなどを使えば、麻雀や囲碁からパズルゲームまで脳トレになるコンテンツがたくさん。

そしてこれらの良いところは、複数でも一人でも楽しめるところです。
switchやDSは画面が小さめなので、目の悪い方の場合はテレビ画面に映してできるものがおすすめです。

声に出して読む 

脳の機能を活性化するには読書も良いですが、実は声に出して読むとさらに効果的だと言われています。
目で読みながらそれを声に出すという2つの機能を同時に使うからです。

また声に出すことで、肺活量の維持や舌を使うことでオーラルフレイル(口腔機能低下)の予防にも役立ちます。

小さな文字でも問題なく見ることができれば、新聞のコラムを読んでみるだけでも良いと思いますし、下のような大きな文字で書かれたトレーニング専用の書籍を使ってみても。

認知症予防におすすめの運動 

認知症予防のためには運動も大切ですが、一人よりも、誰かとワイワイ会話しながらの運動が良いと言われています。 

ウォーキング 

ウォーキングは一番手軽に始められる運動です。 

1日の活動量を知るために、万歩計を身につけるとさらに効果的です。 
最近はカロリー消費や睡眠時間を記録する機能がついた万歩計もありますので、楽しみながら運動できると良いですね。

1人でのウォーキングでも良いですが、認知症予防のためにはできれば誰かと一緒に会話をしながら歩くのがおすすめです。

万歩計をプレゼントしてウォーキングなど運動のきっかけにしてもらうのも良いかもしれません。

パークゴルフ 

高齢者に人気のあるパークゴルフ。 

ゴルフは身体を動かすだけでなく、飛距離を考えたり、どのくらいの強さで打てば良いかなど脳をたくさん使います。 

またみんなで会話しながらするスポーツですので、認知症予防には効果があると言われています。 
大人から子供まで簡単にできますので、お孫さんとでも楽しめます。

公益社団法人日本パークゴルフ協会 (parkgolf.or.jp) 

まとめ

今回は認知症予防のために効果的なグッズについてご紹介しました。

脳はその部分によって異なる機能を持っていますので、一つだけでなく同時にいくつかの機能を使うようにトレーニングするのがポイントです。

かといって無理やり取り組むとかえってストレスになってしまいますので、楽しみながらすることが大切です。

これを機会に身近な方へ認知症予防グッズをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

関連記事

saetomo.hatenablog.com

saetomo.hatenablog.com

saetomo.hatenablog.com