さえとも保健師のブログ

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高齢者におすすめの宅配弁当〜冷凍or常温・冷蔵タイプ別〜

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 一人暮らしの親の食生活、気になりませんか?

 父親は料理できないから、いつもスーパーのお惣菜を買って食べているみたい・・・。

 偏った食生活は高血圧や糖尿病など生活習慣病の原因ともなります。
 離れて暮らす親にバランスの良い食事を取ってもらいたい!

 今回は実際に多くの高齢者の宅配弁当を見てきた筆者がオススメするお弁当とそのメリット・デメリットについてもお伝えしていきます。

宅配弁当(配食サービス)とは

 宅配弁当は配食サービスとも呼ばれ、高齢者にメジャーなサービスの1つです。

 特に一人暮らしであったり、調理が困難な高齢者には人気があります。

 自治体によっては一人暮らしの高齢者を対象に宅配弁当の補助金を出しているところもあります。

 また宅配弁当の配達には冷凍でまとめて配達or常温(冷蔵)で毎食配達という2つの方法があります。
 それぞれのメリット、デメリットについては後ほどお伝えします。

 宅配業者によっては無料で試食ができるところもありますし有料でも試食ができますので、まずはお試しすることをおすすめします。

 常温(冷蔵)で配達の場合はたいてい夕食1食が定番です。
 夕食配達時に翌日の朝食分(パンや牛乳など)を配達してくれるところもあります。

 宅配弁当の利用までの流れをまとめました。

〜利用までの流れ〜
1. 希望の業者へ連絡
2. 試食希望の有無を伝える
3. 利用を決めた場合は、希望の食事形態(おかずのみ、制限食など)と利用曜日を伝える
4. 配達開始日を決める
5. 支払い方法を決める(現金or銀行振替)
6. 宅配スタート

 特に遠方に住む親に配食を依頼する場合は配達時間や支払い方法、不在時の対応などでトラブルになりやすいので、わからないことは事前に確認しておきましょう。

メリット・デメリット

 次に宅配弁当のメリット・デメリットについてまとめました。

<メリット>
・バランスの良い食事が取れる
・毎食配達の場合は安否確認にもなる
・常温弁当の場合は、作りたてを食べることができる
・冷凍宅配の場合は、保存しておいて好きな時に食べることができる
・塩分・糖質・タンパク質制限などの食事が選べる
・やわらか食、ムース食などの食事が選べる

 やはりメリットとして大きいのは、栄養士が考えたバランスの良い食事を取れることです。
 一人で何品も用意するのは大変ですが、宅配弁当であれば野菜やお肉、お魚もバランスよく食べることができます。

 また糖尿病や高血圧、腎臓病などの疾患を持っている方にとっても、制限食が手軽に食べられるのは嬉しいですね。
 他にも固いものが食べづらい、喉につまりやすいという方には「やわらか食」や「ムース食」などの形態も選ぶことができます。

 もちろん一人暮らしの方だけでなく、夫婦で利用される場合も多いです。
 他にも制限食や食事形態を変えることは手間がかかり大変ですので、介護の負担を軽減する上でもメリットがあります。
 

<デメリット>
・冷凍宅配の場合はごはん付きが選べないことが多い
・毎食配達の場合は自宅にいないといけない
・常温(冷蔵)弁当の場合は賞味期限が短い
・メニューのバリエーションが少ないと飽きてしまう
・高齢者向けに薄味、量も少なめで物足りない人もいる

 デメリットとしては、毎食配達される場合は安否確認も兼ねているので自宅で受け取る必要があることです。
 しかし、これは事前に当日不在であることを伝えておけば、玄関先に置き配してくれる場合もあります。

 またすぐ食べるのか、好きな時に食べたいのかによって常温(冷蔵)か冷凍かを選ぶと良いと思います。
 冷凍宅配でごはん付きが選べなくても、最近はパックで長期保存できて電子レンジであたためるだけで食べられるご飯がありますのでそれを利用しても良いと思います。

 一番のデメリットは「味に飽きてしまう」ことです。
 食欲もあって元気な高齢者であれば薄味で量が足りないといった場合もあります。
 その場合は毎日宅配弁当を利用せずに、週に数回だけにするとか、いくつかの業者を日替わりで利用しているなんていう達人もいました。

おすすめの宅配弁当(冷凍編)

 それでは、おすすめの高齢者向け宅配弁当を冷凍と常温(冷蔵)それぞれご紹介していきます。

<冷凍弁当>
1. ウェルネスダイニング
2. 食宅便

ウェルネスダイニング

 塩分や糖分、たんぱく、カロリー制限などの制限食が必要ならこちらがおすすめです。

 管理栄養士が考えた献立を食べることができ、「やわらか食」にも対応しています。
 ウェルネスダイニングではやわらかさも3段階あり、お好みの固さが選べます。
 「やわらかすぎるのもちょっと・・・。でも普通のおかずは食べづらい」という方におすすめです。

 製造工程も国内工場で衛生的に作られています。



食卓便

 食宅便は日清医療食品が提供しているサービスです。
 日清医療食品は医療・福祉・保育施設に特化した専門企業。
 管理栄養士がメニューを考えてくれます。

 味付けには定評があります。
 また味付け以外にも品数、価格どれを取ってもコスパが良いと言えます。

 制限食や「やわらか食」にも対応しています。

 お試しセットがありネット注文できるのも楽です。 

おすすめの宅配弁当(常温・冷蔵編)

 常温または冷蔵で毎食配達してくれるため、安否確認にもなります。
 また常温配達は作りたての温かいごはんが食べられるのも嬉しいです。

<常温(冷蔵)弁当>
1. コープ(生協)の宅配弁当
2. ライフデリ

 

コープ(生協)の宅配弁当

 COOPにも宅配弁当があります。

 コープは各地域で内容が異なりますので、絶対おすすめ!とは言えませんが、筆者が住んでいる地域では美味しくて評判は上々です。
 野菜多めのバランスのとれた食事です。

 ただし生協といっても「コープデリ」や「パルシステム」など色々ありますので、お住いの地域の宅配を探してみましょう。

 こちらは毎食配達となりますので、安否確認にもなります。
 地域によって違うかもしれませんが、使ったトレーは洗って次回返却します。

 

ライフデリ

 高齢者向けのお弁当を宅配しているFC(フランチャイズ)の配食サービスです。

 毎食温かいお弁当を届けてくれます。高齢者を対象にしているためか量は少なめ。制限食やムース食にも対応しています。
 毎食配達となるので、安否確認にもなります。

 使い捨て容器なので、洗って返す必要はありません。

 こちらのお弁当を頼んでいた方は「美味しい」と言っていましたが、FCなので店舗によって対応にかなり差がありますのでご注意ください。
 筆者が働いていた地域のライフデリはオーナーさんも親切で、こちらのお願いにも快く対応していただいたので助かりました。

 ライフデリ

まとめ

 今回は高齢者向けの宅配弁当についてお伝えしました。

 高齢になると食事の問題は少なからず心配になってきます。
 この記事を参考に高齢者の食事の選択肢のひとつになれば嬉しいです。

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